日本人が不足しやすい栄養素のひとつが『鉄分』
低血圧や貧血防止にかかせないミネラル成分です。
体が疲れやすくなったり、だるさを感じることも、鉄分不足の症状のひとつといわれています。
無理なく鉄分補給をする方法として、サプリメントを利用する方法もありますが、過剰摂取すれば、胃腸の調子をくずし、便秘や下痢の原因になることも。
しかも毎日、しかも家族全員分となるとサプリ代もばかになりません。
そこで登場するのが、鉄フライパンから鉄分を補う方法。
鉄フライパンを使えば、家族の鉄分補給がまとめてできます。
鉄フライパンは、コツさえ知っていれば、お手入れもカンタンで長く使える優秀な調理道具です。
鉄フライパンは取り扱いがむずかしい
鉄フライパンはお手入れが大変
そんなことはありません!
鉄フライパンから鉄分補給といわれても、どうやって使えばいいのかわからないという方へ。
この記事では、わが家で4年目を迎えた愛用品を使って、鉄フライパンのこげない使い方やお手入れ方法をご紹介します。

もくじ
鉄フライパンを買ったらまず行う「油ならし」の方法
鉄フライパンを最初に使うときは、まず『油ならし』をします。
- 鉄フライパンをお湯で洗う
- 鉄フライパンを火にかけ水分を飛ばす
- 食用油(何でもOK)をひいて中火で2,3分あたため油をなじませる
- 余分な油をキッチンペーパーでふきとる
油ならしをすることで、フライパンに油をなじませ、さびにくくします。
鉄フライパン料理のこげないコツ
鉄フライパンに食材がくっつかないようにするコツはひとつ!
油をひいてから煙を出す!
写真ではうっすらとしか見えないのですが、この時点で白い煙がかなり出ています。
煙が出るまで少し待ちますが、この待ち時間が「作るとき・洗うとき」の手間の軽減に
ものすごく効いてきます。
最初は、たくさん煙をだすことがちょっと怖いとかんじるかもしれません。
でも何回か試してみるうちに、ちょうどいい加減が見つかるはずです。

卵2個で作ったときの様子です。

卵の量にもよりますが、5秒から10秒待ってから混ぜます。
今回は5秒。

火を弱めて形を作っていきます。

少し焼き目がついてしまいましたが・・・(;’∀’)
途中で火を弱めても、卵がフライパンにこびりつくことはありません。
- 最初に油をひく
- 鉄フライパンから白い煙が出るまでしっかりと熱を入れてから調理をする
鉄フライパンの基本のお手入れ方法
調理が終わったら鉄フライパンが熱いうちにシンクへ持っていきます。
温かいうちに洗うことで、わずか数分でお手入れが完了します。

小さめの方が、場所もとらず持ちやすいのでおすすめです。
水かお湯を流しながらたわしで軽くこすって汚れをおとしたら、洗いは終了です。
食器用洗剤を使う必要はありません。
環境にもやさしいのが鉄フライパンです。


20秒ほど火にかけて、しっかりと乾かします。


油を塗るというよりは、薄くコーティングをする感じで。
全体にまんべんなく広げたらお手入れ完了です!
- 鉄フライパンが熱いうちに、たわしでさっと汚れを落とす
- 水分をしっかりふき取り、ほんの少しの油でコーティングしておく
鉄フライパンは、使うほどに油がなじんでこげつきにくくなるので、できるだけ洗剤は使わないようにしましょう。
においが気になる食材を使った時のお手入れ方法
例えばにんにくやチーズなどを調理して、どうしてもにおいのこりが気になるといった場合は、ごく少量の台所用洗剤を使ってさっと洗います。
洗剤をつかってしまうと、フライパンの表面になじんでいる油の膜をはがしてしまうことになるので、最終手段としましょう。
内側がさびてしまった時のお手入れ方法
長い間使っていないと、内側にさびが発生することがあります。
その場合は、たわしでさびをこすり落としてから油をひいて火にかけ、くず野菜などを炒めて油をなじませます。
こうすれば、またいつも通りに使えます。
【商品情報】南部鉄器 岩鋳(イワチュウ)オムレット22㎝
made in Japanの南部鉄器です。
持ち手は厚みがあってつかみやすく、スリットを入れることで軽量化がはかられています。
オムレツを作るときにひっくり返しやすいように、前方が少し深く作られています。
【商品情報】
大きさ | 36.5×21.5×H8㎝ |
---|---|
重量 | 約1.2㎏ |
材質 | 鋳鉄(シリコン焼付塗装)IH対応 |
生産国 | 日本 |
価格 | 6,000円(税抜) |
あったら便利!鉄フライパンハンドルカバー
鉄フライパンの取っ手はどうしても熱くなります。
ぬれぶきんをまいて調理する、でもいいのですが、つかむときにどうしても不安定になります。
別売りになりますが、ハンドルカバーがあると力の入り具合が安定して便利です。
わが家では「BASE」で個人作家さんにオーダーメイドで作っていただきました。
かわいくてお気に入りです。

シンプルタイプならこちらもおすすめです。
まとめ(鉄フライパンの料理とお手入れのコツ)
鉄フライパンは、料理をするとき、お手入れをするときのコツを覚えてしまえば、長く使いつづけることのできる調理道具です。
- 最初に油をひく
- 鉄フライパンから白い煙が出るまでしっかりと熱を入れてから調理をする
- 鉄フライパンが熱いうちに、たわしでさっと汚れを落とす
- 水分をしっかりふき取り、ほんの少しの油でコーティングしておく
\手軽に鉄分補給を!/
以上、手軽に鉄分補給ができる鉄フライパンとこげないコツ、お手入れ方法のご紹介でした。