今回は、活性酸素を抑えるポリフェノールを、身近な食材で効率よくとる方法についてご紹介します。
ポリフェノールといえば、ワインやコーヒーなどの飲み物がよく知られていますが、実は野菜にもたくさん含まれています。
あなたは毎日、野菜を食べていますか。答えがYES!なら、すぐに実践できます。
野菜を調理するときに、ひと手間プラスではなく、ひと手間マイナス。これで、ぐーんとポリフェノール摂取量が上がるのです。
それは、野菜の皮むきをしないこと。
このひと手間マイナスが、摂取する栄養価を高めてくれます。しかもゴミが少なくなり、アンチエイジングに効果的です。
皮をむかないメリット
最近では、ようやく野菜の皮をむかずに食べる人が増えてきました。
栄養学の観点からみても栄養素を丸ごと摂取できるとあって、皮を捨ててしまうのは本当にもったいないことです。
むいた皮を使ってもう一品作ります!という人は、しっかりむいていただいてよいのですが、ひとつでも工程を少なくしたい手抜き主婦としては、皮むきの手間はなんとしても省きたいところです。
皮をむくためのピーラーを洗うのも面倒ですし、ゴミの片付けも面倒です。
皮ごとたべてしまえば、ゴミは格段に少なくなります。
一石二鳥どころか三鳥になります。
野菜はよく洗えば問題ないのですから。
それでもやっぱり皮はむきたいという人は、こちらをどうぞ。
野菜にふくまれる栄養素で言えば、豊富な「ビタミン類」のほかに抗酸化作用で有名な「ポリフェノール」があります。
ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分。
活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があって生活習慣病の予防に役立つんですよ。
紫外線や、食品添加物、タバコなどが活性酵素を増やすとよく言われていますね。
このポリフェノールは外皮に多くふくまれているので、皮ごと食べる=ポリフェノールが効率的に摂取できる=お肌にいい!最高!となるわけです。
- ごぼう
- 玉ねぎ
- なす
- ショウガ
- にんじん
- 大根
- じゃがいも
- かぼちゃ
いかがですか。毎日食卓にのぼる食材が勢ぞろいですよね。
どれも皮付きのまま食べてしまいましょう。
デメリットへの対応方法
まず気になるのは残留農薬。農薬の使用に関しては、「皮ごと・洗う前」の状態を基本にその量が決められています。
一生毎日摂取しても問題ない量が基準になっていますが、自分の口に入るものですし、少量でも、心配になる方もいらっしゃると思います。対応はしっかり洗うことです。
次に根菜に多くついている「土壌菌」。加熱しても生き残るものがあります。
目で確認して、汚れをきれいに落としてくださいね。こちらも対応はしっかり洗うことです。
じゃがいもで注意したいのは、じゃがいもの芽(芽とその芽の根元)や、皮(特に緑色になった部分)。ここには天然毒素のソラニンやチャコニンが多く含まれているので、この部分はしっかり取り除いてくださいね。
まとめ
✎まとめ
メリット
- 皮をむかずにたべるとビタミンやポリフェノールといった栄養素を効率よく摂取できる
- 皮をむく時間が短縮されて、さらにゴミが少なくなる
- 活性酵素を抑えることでお肌の老化防止になる
デメリット
- 残留農薬はしっかり洗って落とす
- 土壌菌はしっかり洗って落とす
- ジャガイモの芽や緑色の部分はしっかり取り除く
毎日たべている野菜で、簡単にポリフェノールの摂取量が増やせます。
簡単に始められると思いませんか。
メリットたくさんの皮ごとお野菜を食べて、いつまでも若々しくいられたら、毎日鏡を見ることも楽しくなりますね!