おいしい煮物料理をつくる鍋として、すっかりおなじみとなった鋳物ホーロー鍋。
わが家では、3年近くバーミキュラ鍋を使っているのですが、洗うときは「やっぱり重いなー」と感じることがあります。
でも鋳物ホーロー鍋でつくるおかずは断然おいしく仕上がるので、できればもうひとつ揃えたいと思っていました。
2つめは軽めの鍋がいいなと思い、数ある鍋の中から白羽の矢を立てたのが、新潟県燕三条のブランド『UNILLOY(ユニロイ)』
実際に手にしてみると、驚くほど軽い!!
しかも他の鍋に比べて大容量なのに価格が1/2!
掘り出し物を見つけた気分です。
この記事では、ヘビーユースが期待できる『UNILLOY(ユニロイ)』鍋の紹介と、実際に使ってみた感想をご紹介します。
\UNILLOYオリジナルミトン(両手分:2800円相当)をプレゼント/
もくじ
私が惹かれたユニロイの4つのメリット
ユニロイのホーロー鍋には4つのメリットともいえる特徴があります。
- 毎日使いたくなる軽さ
- 鍋の厚さが2㎜しかないので熱の伝わりが早い
- さびにくい一体型のデザインは曲線が美しい
- 直火・IH・ふたをしたままオーブンも可能
毎日使いたくなる軽さ

「鋳物ホーロー鍋は使ってみたいけど…」とためらってしまう原因のひとつが鍋の重さ。
どのブランドも、かなりの重量があります。
ところがユニロイは、22㎝の鍋でもたったの2.7㎏。
実際に手に取ってみると、鋳物ホーロー鍋とは思えない軽さに驚きます。
たとえば、人気ブランドの鋳物鍋22㎝の重さを比較してみると、その差ははっきり。
ブランド | 22㎝鍋の重さ |
---|---|
バーミキュラ | 4.2㎏ |
ストウブ | 3.98㎏ |
ル・クルーゼ | 3.7㎏ |
リロンデル | 4.2㎏ |
ユニロイ | 2.7㎏ |
約1㎏~1.5㎏の違いは、牛乳1パック以上の差に匹敵します。
料理中にはさほど気にならない鍋の重さも、洗うときやすすぐときにはずしりとくるので、片手で持てる軽さは、とても二の腕にやさしいです。
食洗器も、中性洗剤ならそのまま使用可能です。
鍋の厚さが2㎜しかないので熱の伝わりが早い

ユニロイのホーロー鍋は厚さが2㎜。
そのため厚みのある鍋にくらべ、鍋に入れた具材に熱が早く伝わります。
一気に加熱して、素材のうまみを逃しません。
画像:UNILLOY公式サイト
さびにくい一体型のデザインは曲線が美しい


ユニロイのホーロー鍋をみて、美しい!と思ったのがこの曲線。
そして一体型のデザインの鍋やふたのフチまで、ホーローのコーティングがしっかりされています。
さびが心配される接合部も、これなら安心です。
画像:UNILLOY公式サイト
ユニロイのホーロー鍋のデザインは、デザイナーの山田耕民氏。
世界中で愛用されているグローバル包丁のデザインをされた方です。
国内外で2つのデザイン賞を受賞した、シンプルで洗練されたデザインは、曲線が美しく長く使っても飽きないフォルムです。

直火・IH・ふたをしたままオーブンも可能

ユニロイは直火、IHだけでなく、ふたをしたままオーブン料理が可能です。
蓋のツマミがステンレス製なので、250℃程度なら蓋をしたまま鍋ごとオーブンに入れることができます。
今まで鍋をそのように使ったことがないので、新しいレシピが増えるのでは!とちょっと楽しみな仕様です。
\扱いやすさはダントツ/
使って感じたユニロイのデメリット
バーミキュラと比べてデメリットと感じる点は2つ。
(ホーロー鍋全般に言える、「急激な温度変化に弱いこと」や「着色のしやすさ」は除きます)
- 密閉性がバーミキュラに比べてすこし弱い
- 火加減の目安がわかりにくい
密閉性がバーミキュラに比べてすこし弱い
バーミキュラは密閉性がとても高いので、こちらと比べると、ユニロイの密閉性はじゃっかん弱いと感じます。
フタが軽かったり、ふちまでホーローコーティングがされている点を考慮すると、仕方がないところでもあります。
でも他の素材、たとえばアルミ鍋などに比べたら密閉性は優れているので、煮る調理の時などはおいしく仕上がります。
密閉性重視ならバーミキュラ、扱いやすさならユニロイがおすすめです。
火加減の目安がわかりにくい
フタをしたまま調理をすることが多い鋳物ホーロー鍋は、火加減の目安がわかりづらいのが難点です。
バーミキュラの場合、火加減はこのくらいで!という目安が、煙の出方やフタがカタカタする音でわかりやすくなっています。
でもユニロイは音がしないので、慣れるまでちょうどいい火加減がすこしわかりにくいです。
弱めの火加減で調理すれば、焦げつきや吹きこぼれといった心配はないので、私のようにベストな火加減を見つけたい!という方でなければそこまで気にならないと思います。
ユニロイ琺瑯鍋の仕様

ユニロイのホーロー鍋は、深さ・サイズがそれぞれ2種類ずつ、全部で4種類から選べます。
色は和名のついた6色。
カドミウム・鉛・クロムを使っていないので、やさしい色合いのラインナップです。
サイズ | 容量 | 重量 | 価格 | |
20㎝ 深型 | 28.5× 21.5× 16 cm | 3.0ℓ | 2.2kg | 23,000円 |
22㎝ 深型 | 30.9× 23.5× 16.5 cm | 3.8ℓ | 2.7kg | 25,000円 |
22㎝ 浅型 | 30.9× 23.5× 12.6 cm | 2.6ℓ | 2.2kg | 24,000円 |
24㎝ 浅型 | 33.5× 25.5× 13.7 cm | 3.2ℓ | 2.6kg | 27,000円 |
【共通】
厚さ | 底 2.5mm 側面 2mm |
材質 | FCD鋳鉄 |
表面加工 | ホーロー加工仕上げ |
対応熱源 | オール熱源対応 (ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター等) |
初めての鋳物ホーロー鍋なら「くろがね」がおすすめ

初めての鋳物ホーロー鍋で、こげつきが心配という方は、6色の中で唯一うちがわに凸凹があり、具材がくっつきにくい「くろがね」がおすすめです。
\一番人気の色です/
ホーローのはがれ・変色にはリペアサービス
ユニロイでは、ホーローのはがれや変色してしまった場合、有料でリペアサービスがあります。
ホーローを全部はがしてから、ふたたびホーロー加工をするので、どの色にも変更が可能です。
- 電話・メールでユニロイに連絡
- 製品(本体+フタ)を必ずセットにして送料元払いで送る
- リペア(2週間)
- 完成の連絡後、リペア料金と送料を代引き(手数料はユニロイ負担)または、銀行振込にて支払い
- 商品お届け
【リペア料金表】
製品(部品) | フタ | 本体 | セット |
20㎝ 深型 | 5,000円 | 11,000円 | 16,000円 |
22㎝ 深型 | 6,000円 | 12,000円 | 18,000円 |
22㎝ 浅型 | 6,000円 | 11,000円 | 17,000円 |
24㎝ 浅型 | 6,000円 | 12,500円 | 19,000円 |
ツマミ(交換) | 1,000円 | ||
ツマミネジ(交換) | 200円 |
※上記のほかに別途送料がかかります
リペアサービスはそれなりにお値段がするので、最終手段としたいところですよね。
調理後にすぐお手入れをすれば、着色やこげつきはかなりキレイにすることができます。
バーミキュラのレビュー記事の中でご紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。
「三条特殊鋳工所」の社長さんにお話をうかがいました

この方は、日本の代表的な「ものづくり」のまち燕三条ブランドを支えているひとり、ユニロイを作っている会社「三条特殊鋳工所」の社長さんです。
タイミングよくお話を伺う機会があり、写真をとらせていただきました。
鋳物ではむずかしいと言われる2㎜の厚さに挑戦し、試行錯誤を繰り返してようやく出来上がったユニロイ鍋。
現在も、さらに良いものが作れないかと日々改良を続けているそうです。
10月中旬には同じく厚さ2㎜のフライパンが登場する予定。
発売が楽しみです。
ユニロイ鍋はどこで買える?
ユニロイは、三条の直営店、全国各地の百貨店、楽天のほか、公式サイトオンラインショップから購入できます。
どこも定価での販売ですが、3年間保証をつけることができるのは公式サイトだけです。
今なら、UNILLOYオリジナルミトン(両手分:2800円相当)のプレゼントがつきます。
3年間保証がつけられるのは公式サイトだけ
『UNILLOY3年間保証』とは、万が一、鍋が破損したりホーローがはがれた場合、3年間は定価の半額で新品と交換できるという制度です。
加入料金は2,500円ですが、この金額を払っても、ホーローのリペアサービスを受けるより安くなります。
たとえば22㎝深型の場合、リペアサービスだと18,000円ですが、3年間保証なら15,000円。実に3,000円もお得になるのです。
残念ながら破損の場合はリペアサービスは使えないので、入っておいて損はない制度です。
【保証対象】
保証加入商品の破損や不具合
- 落下等による割れ、変形
- ホーローの欠け、傷等
- 焦げ付き
- 空焚きによる損傷(ホーローチップ、ホーローヒビ等)
※メーカー側過失による製品の不良および破損は別途対応いたします
【保証内容】
定価の50%の価格で新品と交換(色の変更は可能、商品の変更は不可)
※保証加入商品につき1回限り
【保証期間】
購入日から3年間
※新品交換時の再加入はできません
【保証条件】
- 必ず不具合現品、破損現品を返却ください
- 交換は、保証に加入した商品と同商品に限ります(商品カラーの変更のみ可能)
- 今後のために、不具合や破損が生じた時の使用状況をお伺いすることがあります
【加入料金】
2,500円(税抜)
\安心でお得な3年間保証/
【レビュー】ユニロイはつい手が伸びてしまう鍋だった!

わが家はバーミキュラが22㎝なので、ユニロイはひと回り小さい20㎝にしました。
色は新色の「うすにび」。
最初はグレーって地味かなと思ったのですが、キッチンに置いてみると意外と大人っぽくていい色です。
それに、お皿のかわりに鍋ごと食卓に出してみると、圧迫感がないだけでなく、とても料理が映えます!
ちょっとオシャレ感がでて、料理が上手になった気分です。
わが家のダイニングテーブルの色がダークブラウンというのもあって、濃い色のテーブルには淡い色が相性抜群だと感じます。
そして料理をしてみると、実感するのは容量の大きさです。
同じ20㎝の雪平鍋と比べてみましたが、同量の材料をいれてもまだまだ余裕がありました。
おかげでふたをしたままでも、吹きこぼれの心配がありません。

鍋のフタは、取っ手に指がしっかり引っかかるデザインです。
素手はもちろん、ミトンをしていてもつかみやすい造りになっているので、スムーズにフタがはずせます。
うっかり落としてしまうなんて心配はありません。
最後は、なんといっても調理後に鍋を洗うときが軽くて楽々!
鍋底もフラットなので、とても洗いやすいです。
社長さんが、「気が付いたら毎日出しっぱなしになる鍋になった」とおっしゃっていましたが、わかる気がしました。
なかなか使い勝手の良い鍋なので、ヘビーユースになりそうです。
鍋でのごはん炊きにも挑戦してみたくなりました。
\UNILLOYオリジナルミトン(両手分:2800円相当)をプレゼント/
以上、ヘビーユースが期待できる『UNILLOY(ユニロイ)』鍋の紹介と、実際に使ってみた感想のご紹介でした。